中学受験は“いくらの戦い”なのか?2026年版・塾代のリアルな総額
著者
町田 要

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そこで気になるのは、やはり「いくらかかるのか」という現実的な負担です。この記事では、最新の受験者数データと、大手進学塾の月謝・小4から始めた場合の3年間の総額イメージを整理します。
#中学受験 #塾 #費用
中学受験の受験者数は2026年も高止まり
首都圏模試センターの集計によると、2026年の首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)における私立・国立中学校の受験者総数は5万2,050名で、受験率は18.06%でした。前年からはわずかに減少したものの、過去40年間で4番目に多い受験者数となり、受験率も過去3番目の高さを記録しています。
出典:首都圏模試センター 1998~2026年入試までの受験者数の推移(私立・国立中学校)
こうした背景には、公立中学への進学に漠然とした不安を持つ家庭が増えていることや、私立高校の学費実質無償化が進んだことで、中学受験を視野に入れていなかった層の参入が増えていることなどが指摘されています。
このように受験者の裾野が広がる一方で、塾代をどう見積もり、どう準備するかは多くの家庭にとって共通の悩みです。
【学年別】大手進学塾の月謝はいくら?

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大手進学塾の月謝(税込)は、学年が上がるごとに段階的に上昇していくのが特徴で、SAPIX(サピックス)の場合、小4は約4万円、小5は約5万円、小6になると約6万~8万円程度に達します。
四谷大塚や早稲田アカデミー、日能研についても、小4は3万円台、小6になると4万~8万円台まで上がる塾が多く、4塾とも学年が上がるほど負担が大きくなる構造は共通しています。
夏期講習・模試代も学年が上がるほど高額に
月謝以外にも、春期・夏期・冬期講習といった季節講習費、公開模試の受験料が別途かかります。特に小6の夏期講習は、入試直前期に向けた重要な時期であるため日数・費用ともに大きくなる傾向があり、塾代だけで月平均10万円以上に達することも珍しくありません。
さらに小6の後期になると、志望校別の特別講座(SAPIXの土曜志望校別特訓・SS特訓、早稲田アカデミーのNN志望校別コースなど)が加わり、出費はさらに膨らみます。
模試についても、小6では志望校判定模試などを月1回以上のペースで受けるケースが多く、1回あたり数千円の受験料が積み重なっていきます。
3年間の総額はいくら?300万~600万円の内訳
小4から小6までの3年間でかかる費用を「月謝+季節講習+模試+志望校別特訓+受験料」で合算すると、目安として300万~600万円規模になるとされています。
幅が大きいのは、通う塾の種類、受講する講座の数、志望校のレベル(難関校ほど特別講座が多い)、併願校数などによって変動するためです。
| 費目 | 内容 | 3年間の目安 |
|---|---|---|
| 月謝(通常授業料) | 週2~5回の授業料、小4→小6で段階的に上昇 | 約150万~220万円 |
| 季節講習費 | 春期・夏期・冬期・正月特訓など | 約60万~100万円 |
| 模試・テスト代 | 公開模試・志望校判定テストなど | 約10万~20万円 |
| 志望校別特訓(小6) | 土曜特訓・NN・SS特訓など難関校対策 | 約20万~50万円 |
| 受験料・出願関連 | 併願校数増加で1人あたり5~10校が一般的 | 約10万~30万円 |
| 合計目安 | 塾代+受験関連費の総額 | 約300万~600万円 |
※季節講習をすべて受講し、模試も平均的な回数で受験した場合の概算です。教材費・個別指導や家庭教師の併用費用、通塾の交通費などは含んでいません。
特に小6の1年間だけで100万~250万円程度かかるとする調査もあり、受験直前期に家計の負担が一気に集中するのが中学受験の特徴です。
塾代に加えて、4科目受験であれば1校あたり2万~3万円程度の受験料が複数校分必要になることや、遠方受験の場合は交通費・宿泊費もかかる点も見落とせません。
まとめ:まずは総額のイメージをつかむことが第一歩

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2026年も中学受験者数は高止まりを続けており、検討を始める家庭は今後も多いと見込まれます。
塾代は小4から小6にかけて段階的に上昇し、3年間の総額は300万~600万円規模になることが一般的です。月謝だけでなく季節講習・模試・志望校別特訓・受験料まで含めた総額を早い段階で把握しておくことが、計画的な家計管理の第一歩になります。
著者
町田 要