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2026/05/01

習い事はいくつが正解?小中学生の教育費と家計バランスを徹底解説

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子どもの習い事は、スポーツ・音楽・学習塾、プログラミングなど種類が豊富になり、近年では「何をいくつ通わせるか」で悩む保護者が増えています。

また、月謝の総額が知らず知らずのうちに家計を圧迫しているケースも少なくありません。本記事では、最新の調査データをもとに小中学生の習い事の実態を整理し、家計に無理なく教育費を確保するための考え方を解説します。

#子育て #習い事 #家計

小中学生の習い事、数と種類の実態

ベネッセ教育総合研究所(2024年2月調査、小学生3,096組対象)によると、有料の習い事をしている小学生は全体の70%にのぼり、約3人に2人が習い事をしているという結果が出ています。
そのうち、習い事が2つ以上の小学生は54.7%と半数を超えており、複数の習い事を掛け持ちするのは珍しくない状況です。

一方、株式会社大黒屋が2023年に実施した1,000人規模の調査では、習い事の数は年齢によって変化することが明らかになっています。小学3・4年生(中学年)と5・6年生(高学年)では習い事の数が平均1.9個とピークを迎え、中学生になると平均1.4個に減少します。中学生では学習塾に特化するケースが増えるため、数は絞られるものの月謝単価が上昇する傾向があります。

【年代別 習い事の数と月謝の平均】

年代習い事数(平均)月謝合計(平均)特徴
小学1・2年生1.8個14,551円水泳・英語が人気。学習塾も増え始める
小学3・4年生1.9個(最多)18,565円学習塾が2位に浮上。スポーツ系との掛け持ちが増える
小学5・6年生1.9個(最多)19,315円高額帯が増え、30,001円以上が全体の21%
中学生1.4個21,371円習い事数は減少、塾代が単価を押し上げる

習い事の内容では、小学生全体で水泳(31%)が1位(ベネッセ2024年調査)。次いで英会話などの語学、学校の予習・復習、ピアノ・電子オルガンなどが続きます。

株式会社大黒屋の調査では、中学年では学習塾の順位が大きく上昇しており、「習い事を続けながら塾にも通い始める」という掛け持ちパターンが、習い事の数を押し上げる主な要因となっています。

実際にかかる習い事費用の目安

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ソニー生命保険「子どもの教育資金に関する調査2024」によると、習い事・学校外教育費として1か月にかける平均額は17,593円となっています。ベネッセの小学生調査(2024年)では月平均16,676円で、2021年調査の14,471円から約2,200円増えており、物価高の影響も一因と見られます。(出典:ソニー生命保険 子どもの教育資金に関する調査2024

費用は習い事の種類によって大きく異なります。以下の表に主な習い事の月謝相場をまとめました。注意したいのは、月謝以外にも発表会費・大会参加費・用具購入費などが年間数万円単位で発生するという点です。

【主な習い事の月謝と費用目安】

ジャンル習い事の種類月謝目安備考年間追加費用
スポーツ系水泳7,000~10,000円週1回水着・用具代
スポーツ系サッカー2,000~7,000円少年団~スクール遠征・ユニフォーム代
芸術系ピアノ7,000~12,000円週1回発表会費・楽譜代
芸術系ダンス5,000~8,000円週1回衣装代・発表会費
学習系英語・英会話5,000~15,000円週1回教材費
学習系学習塾(集団)10,000~30,000円週2回程度入会金・テキスト代
学習系プログラミング8,000~20,000円週1~2回教材費

学習系の習い事は月謝が高く、個別指導塾になると月40,000円を超えることもあります。

そのため、幼稚園から高校まですべて公立で進んだ場合でも、習い事にかかる費用の総額は数百万円に達するとの試算もあるため、長期的な視点でのマネープランが欠かせません。

家計に占める習い事費用の「適切な割合」とは

一般的に、「習い事費用は家計の5%以内」というのが一つの目安とされています。手取り月収36万円(夫婦合算)の家庭であれば、1か月あたり1万8,000円が習い事にかけられる上限となります。子どもが2人いれば、それぞれ約9,000円ずつという計算です。

一方、教育費全体(学校費用含む)の目安は年収の10~15%以内とされています。つまり、学校にかかるコストを引いた残りが習い事に充てられる金額の上限です。10%を超えると生活費を圧迫するリスクがあるため注意が必要です。

【世帯年収別:習い事費用の月額目安(年収の5%で試算)】

世帯年収(目安)年収の5%(年間)月額換算習い事の目安
400万円20万円約16,667円2~3種が限度(子ども1人の場合)
600万円30万円約25,000円2~3種を余裕をもって継続可能
800万円40万円約33,333円複数種の掛け持ちも検討できる
1,000万円50万円約41,667円多様な習い事を組み合わせやすい

※子どもが2人いる場合は上記金額を2で割った金額が1人あたりの目安となります。

興味深いのは、文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」のデータをもとに試算すると、世帯年収400万円台と1,200万円台とで「習い事費が家計に占める割合」はほぼ変わらないという点です。
年収が高い家庭のほうが習い事に使う「金額」は多くなりますが、「割合」の感覚はどの収入層でも共通していると言えます。

習い事と家計のバランスを保つ3つのポイント

 

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習い事費用が家計を圧迫しないためには、以下の3つの視点を意識することが大切です。

①月謝以外のコストも含めて予算を立てる

スポーツ系・芸術系では、月謝に加えて発表会費・合宿費・ユニフォーム代などが年間3~6万円ほど発生します。予算を立てる際は、月謝だけでなくこれらの追加費用も見込んでおきましょう。

②「かけ時」と「貯め時」を意識する

教育費のかけ時として特に注意が必要なのが受験期です。中学受験を視野に入れる場合は小学4年生から急激に塾代が増える傾向があります。
逆に、大学の学費・仕送りに備えた貯蓄は小学校在学中が最大のチャンスです。習い事費用の拡大と貯蓄のバランスを意識した中長期のマネープランが不可欠です。

③費用を抑えながら続ける工夫をする

月謝を節約したい場合は、民間教室より自治体主催の講座やスクールを活用する方法があります。また、兄弟姉妹割引を設けている教室を選ぶことで費用を抑えられるケースもあります。
オンライン型の英会話・プログラミング教室も、送迎コストや月謝を抑えながら継続できる選択肢として注目されています。

まとめ

様々な調査によると小学生の習い事は平均1.8~1.9個、月謝の合計は1.5~2万円前後が一つの目安となっています。

費用は学年が上がるにつれて増加し、中学生では塾代が主体となります。家計への影響を抑えるには「習い事費用は手取りの5%以内」を目安に、月謝以外のコストも含めた年間予算を管理することが重要です。

子どもの「やりたい気持ち」を大切にしながら、家計全体のバランスをしっかり確認してみましょう。

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