たばこ税の増税はいつから?増税の理由や値上げのスケジュールも解説

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2025年には製造コストの上昇を背景に主要な銘柄で値上げがおこなわれており、今回の増税による家計へのさらなる影響を心配している方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、たばこ税が引き上げられる理由や増税のスケジュール、1箱あたりの増税額などについて、わかりやすく解説します。
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たばこ税が増税になるのはなぜ?

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たばこ税を増税する理由は、主に「防衛力強化の財源確保」と「紙巻きたばこと加熱式たばこの税負担公平化」の2つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①防衛力強化の財源確保
日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、国民の命や日々の暮らしを守るためには、防衛力の強化が欠かせません。そこで、自衛隊の装備の更新や防衛体制の整備、人材の確保に必要な安定した財源の一部を、たばこ税の増税により確保することになりました。
②紙巻きたばこと加熱式たばこの税負担公平化
現在、紙巻きたばこは「1本あたり」に対し課税されています。一方、加熱式たばこは「重量」や「価格」をもとに、紙巻きたばこの本数に換算して課税されています。紙巻きたばこに比べ、加熱式たばこは使われている葉たばこの量が少ないため、税負担はおおよそ1~3割ほど軽くなっています。
こうした差を見直すため、加熱式たばこは重量のみに応じて紙巻きたばこに換算し、課税する方式に変更されます。また、製品の軽量化による税負担の不公平が生じないよう、一定の重量以下のものは紙巻きたばこ1本分として課税されることになりました。
たばこ税の内訳

※1箱580円(税負担合計357.6円)の場合(2026年1月現在)
参考:たばこ税の仕組み | JTウェブサイト
たばこは嗜好品であり、健康へのリスクも指摘されていることから、非常に重い税金が設定されています。たばこの販売価格のうちおよそ6割は税金で、国たばこ税・地方たばこ税(都道府県たばこ税・市町村たばこ税)・たばこ特別税・消費税の4種類の税金が含まれています。
たばこ税による税収は年間およそ2兆円にのぼり、国や地方自治体にとって貴重な安定財源となっています。
たばこ税の増税スケジュール

利用者への影響を考え、たばこ税の税額は段階的に引き上げられます。
まずは、加熱式たばこと紙巻きたばこの税負担の差を2026年4月と同年10月と2回に分けて解消します。その後は2027年4月、2028年4月、2029年4月にそれぞれ1本あたり0.5円(1箱あたり10円)ずつ引き上げられ、最終的に1本あたり1.5円(1箱あたり30円)の増税になります。
たばこ税引き上げでたばこ1箱の値段はどのくらい上がる?
加熱式たばこについては、2026年4月から1箱あたり数十円程度の値上がりが見込まれています。これにより、主な価格帯は現在の1箱500円台半ばから、500円台後半になると考えられます。
さらに、2027年4月以降は段階的に1箱あたり30円程度引き上げられる予定です。その結果、増税後は加熱式たばこ・紙巻きたばこのいずれも、1箱600円台後半から700円程度まで値上がりする可能性が高いです。
なお、価格設定はメーカーの判断となるため、具体的な価格は今後の発表で示されることになります。
たばこ税増税への対応方法
喫煙者にとってたばこの値上げは家計に影響を及ぼします。増税前に対応方法について考えておきましょう。
値上げ前にまとめ買いをする
たばこの価格が上がる前に購入しておけば、値上げ後よりも安い価格でたばこを確保できます。
ただし、まとめ買いをすると「手元にたくさんあるから」と、喫煙量が増えてしまう可能性もあります。消費ペースや自分の性格を踏まえ、どの程度の買い置きが適切か判断しましょう。
たばこ税増税を機に禁煙する
増税をきっかけに禁煙できれば、家計の負担を大きく減らせるほか、健康面でのメリットも期待できます。
禁煙に自信がない方や過去に失敗した経験がある方は、禁煙外来を利用するのもひとつの方法です。条件を満たせば保険が適用され、自己負担を抑えて治療を受けられる場合もあります。
1日の喫煙本数を減らす
完全に禁煙するのが難しい場合は、喫煙本数を減らす方法もあります。1日の本数を決めたり、吸うタイミングを意識したりすることで、無理なく出費を抑えられます。
例えば1箱550円の銘柄が700円に値上がりしても、喫煙本数を半分に減らせば結果的に支出を抑えられます。
家計を見直す
たばこをやめたり減らしたりできない場合は、ほかの支出を抑えることで増えたたばこ代を補う方法もあります。まずは、通信費やサブスクリプションなど毎月の固定費を見直してみてはいかがでしょうか。
たばこ税は2026年4月から段階的に増税

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たばこ税は2026年4月と10月に加熱式たばこを対象に引き上げられ、その後は加熱式・紙巻きたばこともに1本あたり0.5円ずつ、3回に分けて段階的に増税される予定です。その結果、最終的に1箱あたりの価格は600円台後半から700円前後まで上昇すると見込まれています。
たばこが値上がりすると家計への負担が増えるため、この機会に禁煙を検討するのもひとつの選択肢です。禁煙が難しい場合でも、喫煙本数を減らしたり家計を見直したりするなど、自分に合った対策を考えることが大切です。