
2025年夏のボーナスの平均は?みんなの使い道は?

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そこでこの記事では、夏のボーナスの支給日や平均額、税金について解説。3,000人を対象に実施した、夏のボーナスの使い道に関するアンケート結果についても紹介します。
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夏のボーナスはいつ支給される?

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民間企業のボーナス支給日は、会社によって異なりますが、一般的には6月下旬から7月上旬です。
国家公務員の夏のボーナスは、人事院規則により6月30日に支給されます。地方公務員は各自治体の条例によりますが、国家公務員に準じて6月下旬に支給されることが多いです。
夏のボーナスの平均額はいくら?
毎月の給与と異なり、ボーナスには支給の義務はありません。厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、令和6年度に夏のボーナスが支給されたのは全業種の73.0%でした。
ボーナスの支給がある企業では、毎月の基本給をベースに個人の評価や業績などに応じて支給額を決めるのが一般的です。平均的な支給金額は、ボーナス1回につき基本給の1~2ヵ月程度です。
過去3年の夏のボーナス平均額
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、夏のボーナスの過去3年間の平均額は次の通りです。
<夏のボーナスの平均額(全産業)>
2022年 | 389,331円 |
---|---|
2023年 | 397,129円 |
2024年 | 414,515円 |
出典: 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年9月分結果速報等」 「毎月勤労統計調査 令和6年9月分結果速報等」
全産業の夏のボーナスの平均額は40万円程度で、過去3年間は増加傾向にあることがわかります。
2025年夏のボーナスも増加傾向
帝国データバンクが全国1,227社を対象に実施した調査によると、2025年の夏季賞与について「賞与あり」と答えたのは82.7%でした。内訳は「増加する」33.7%、「変わらない」37.0%、「減少する」12.7%で、おおむね増加傾向であることがわかりました。
なお、正社員1人あたりの平均支給額は45.7万円で、前年よりも1.8万円の増加となっています。
今回の夏のボーナスの増額は、業績の回復や向上に加えて、人材の確保や社員の定着を図るための取り組みの一環として実施する企業が多いようです。また、ベースアップに連動して賞与が増えるというのも、夏のボーナスが増える要因となっています。
出典:帝国データバンク|レポート2025年夏季賞与に関する企業の動向アンケート
ボーナスに税金はどれくらいかかる?
ボーナスは多くの方にとって大きな収入源ですが、全額をそのまま受け取れるわけではありません。
ボーナスから引かれるのは、主に所得税と社会保険料の2種類です。控除される金額は、所得額や扶養家族の数、加入している健康保険組合の種類、住んでいる地域などによって異なり、一般的には支給額の2~3割程度が差し引かれます。
なお、住民税は前年度の給与やボーナスなどを含めた年間所得をもとに計算され、12等分した金額が毎月の給与から天引きされる仕組みです。このため、住民税はボーナスからは引かれません。
夏のボーナスは何に使う?
株式会社ロイヤリティ マーケティングが「Pontaリサーチ」で実施した「第62回 Ponta消費意識調査」によると、夏のボーナスの使い道の第1位は「貯金・預金」、2位は「旅行(宿泊を伴うもの)」、3位は「食品(ふだん食べるもの)」でした。
夏のボーナスの使い道 第1位「貯金・預金」
夏のボーナスの使い道について、「貯金・預金」と答えた人は32.4%で、前回調査からわずかに減少(0.1ポイント減)したものの、2014年の調査開始以来12年連続で1位となりました。
「貯金・預金」と回答した人のうち使い道を決めている人に聞いたところ、用途は「老後の生活への備え」が69.4%と最も多く、続いて「将来の消費への備え(住宅購入や子どもの学費など)」が36.9%でした。
2024年以降、普通預金や定期預金の金利は上昇傾向にありますが、物価の上昇率には及びません。すぐに使う予定のないお金は、株式や投資信託などでの運用も検討してみましょう。NISA口座での取引は利益が非課税のため、効率よく運用できます。
NISAに興味のある方は、関連記事で分かりやすく解説していますのでぜひご覧ください。
関連記事:いまさら聞けない「新NISA」の基本!お得な理由や初心者におすすめの商品選びも解説
夏のボーナスの使い道 第2位「旅行」
夏のボーナスの使い道の第2位は「旅行(宿泊を伴うもの)」で、6.4%の方が回答しました。前回の6.0%から0.4ポイント上昇しており、旅行への関心の高まりがうかがえます。
「旅行に行きたいけれど、行き先はまだ決まっていない」という方には、大阪・関西万博がおすすめです。最先端のテクノロジーや世界各国の文化に触れることができ、今年だけの特別な体験は忘れられない思い出になるはずです。
関連記事では、大阪・関西万博を楽しむための予約方法や持ち物などを解説しています。これから来場予定の方はぜひ参考にしてください。
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夏のボーナスは計画的に使おう

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2025年の夏のボーナスは増加傾向で、使い道の第1位は「貯金・預金」です。将来に向けて資産形成したい方は、預貯金だけでなくNISAを活用した投資信託や株式運用などにも目を向けてみましょう。
なお、使い道を「とくに決めていない」という人も一定数おり、まとまったお金が入っても「気づくとなくなっていた」なんてことも。せっかくのボーナス、現在の生活と将来への備えのバランスを取りながら、計画的に使い道を考えて有効に活用しましょう。
出典:「第62回 Ponta消費意識調査」