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2025/05/09

SBI証券でPontaポイントをためるコツ 効率的な運用方法や注意点を紹介

SBI証券では、国内株や投資信託の取引で「Pontaポイント」をためられます。Pontaポイントはさまざまなサービスでつかえる便利なポイントですが、効率的にためる方法はあるのでしょうか。

ここでは、SBI証券でPontaポイントをためる方法やコツ、注意点を分かりやすくまとめました。お得に投資や資産形成をしたい人は、ぜひ最後までチェックしてください。

SBI証券でPontaポイントをためる方法

SBI証券では、以下のサービスを通してPontaポイントをためられます。

  • 新規口座開設
  • 国内株の購入
  • FX取引
  • 投資信託の保有
  • 金・銀・プラチナの購入
  • SBIラップのおまかせ運用

各サービスのポイント還元率や詳細を見ていきましょう。

<専門家コメント>

新規口座開設(100ポイント)でポイントがもらえるほか、日本株(月間の取引手数料等の1.1%)、投資信託(月間平均保有額に応じて0.1~0.25%)、金・プラチナ・銀(月間の取引手数料の1.0%)、FX(新規取引10万通貨につき最大4ポイント)などの取引でPontaポイントがたまります。これら投資によってためたポイントは、再び株式や投資信託を購入に利用することも可能です。購入代金の一部に充てることもできるので、少しのポイントも無駄なくつかえます。

国内株の購入

SBI証券は、国内株を購入したユーザーに対して「国内株式手数料マイレージ」というサービスを提供しています。このサービスでは、スタンダードプランまたは現物PTS取引(※)で国内株を購入した場合に、「手数料の月間合計金額×1.1%」のPontaポイントを受け取れます。

(※)証券取引所が営業していない時間帯にも取引できるサービス。

以下は、国内株の購入で受け取れるPontaポイントの例です。

■スタンダードプラン(現物取引)で1ヵ月あたり5万円の取引を行った場合
5万円×1.1%=550ポイント

■現物PTS取引で1ヵ月あたり10万円の取引を行った場合
10万円×1.1%=1,100ポイント

対象となる取引を行うと、月ごとに合計手数料が集計され、翌月中旬にポイントが付与されます。なお、アクティブプランや単元未満株、信用取引は対象外なので注意しましょう。

FX取引

SBI証券では、対象の33通貨ペアでのFX取引(決済除く)で、10万通貨につき最大4Pontaポイントがもらえます。付与ポイント数は月間の新規取引(ステージランク)に応じて次のように変動し、ランクによっては誕生日特典ももらえます。

ステージランクシルバーゴールドプラチナ
対象条件
(月間の新規取引)
新規取引200万通貨未満新規取引200万通貨以上新規取引2,000万通貨以上
付与ポイント10万通貨=1ポイント10万通貨=2ポイント10万通貨=4ポイント
誕生月特典-200ポイント200ポイント

例えば同じ月に「米ドル/円 100万通貨」「豪ドル/200万通貨」を新規取引すると、ステージランクはゴールドのため「10×2」+「20×2」=60ポイント付与されます。さらに誕生日月なら、得点の200ポイントと合わせて260Pontaポイント獲得できます。

なお、このプログラムでPontaポイントを獲得するには毎月エントリーが必要なので注意しましょう。

投資信託の保有

SBI証券では、投資信託の保有額に応じてポイントが付与される「投信マイレージ」が用意されています。

投信マイレージの概要
対象者インターネットコース(コールセンターコースを含む)を利用している人
ポイント還元率<月間平均保有金額1,000万円未満>
・通常銘柄:0.10%
・SBIプレミアムチョイス銘柄:0.15%
・その他指定銘柄:SBI証券が指定した割合
<月間平均保有金額1,000万円以上>
・通常銘柄:0.20%
・SBIプレミアムチョイス銘柄:0.25%
・その他指定銘柄:SBI証券が指定した割合
計算方法「(月間平均保有金額×還元率)÷365日×ポイント付与対象月の実日数」の各ファンド合計 (※端数は切り捨て)
対象取引・新規募集投資信託または継続募集投資信託の買付
・他社からの移管入庫
・分配金の自動再投資
・乗換買付
ポイント付与日翌月中旬頃

投信マイレージの対象銘柄は、SBI証券の公式サイトで公開されています。各銘柄の還元率は3カ月ごとに見直されるため、定期的にチェックしてお得な投資に生かしましょう。

金・銀・プラチナの購入

SBI証券では、金・銀・プラチナの購入でもPontaポイントをためられます。対象となるのはスポット取引と積立(定額買付/定量付)取引で、付与されるのは「月間合計手数料(税抜)×1.0%」のポイントです。

金・銀・プラチナの買付手数料は約定代金の1.65%です。仮に20万円分のプラチナを購入すると手数料は3,300円で、この1.0%にあたる34ポイントが翌月中旬に受け取れます。

SBIラップのおまかせ運用

SBIラップとは、投資対象の選定や売買の発注、メンテナンスなどを投資のプロにおまかせできるサービスです。このサービスの利用で、「月間平均運用資産額×年間0.1~0.2%」のPontaポイントを受け取れます。

SBIラップマイレージの概要
対象者インターネットコースを利用している人
ポイント還元率月間平均運用資産1,000万円未満:年0.10%
月間平均運用資産1,000万円以上:年0.20%
計算方法(月間平均運用資産×付与率)÷365日×ポイント付与対象月の実日数
(※端数は切り捨て)
ポイント付与日翌月中旬頃

SBIラップを利用すると細かい投資判断が不要となるため、投資初心者や少ない手間で資産運用したい方に適した選択肢といえるでしょう。

新規口座開設

SBI証券では、以下の流れで新規口座開設すると100Pontaポイントを受け取れます。

  1. Webサイトから口座開設を申し込む
  2. ポイントサービスを申し込む
  3. ログイン後、ID連携を行う

なお、法人口座の開設のほか、SBI新生銀行経由や紙の申込書での申し込みは対象外です。

SBI証券でPontaポイントをためる際の注意点

SBI証券でPontaポイントをためるには、対象サービスの確認やポイント設定が必要です。ここでは、初心者が意識したい2つの注意点を紹介します。

紹介プログラムでもらえるのはVポイントのみ

SBI証券では、友達(ユーザー)を紹介するとポイントがもらえる「紹介プログラム」を実施しています。紹介1名につき5,000ポイント、最大15,000ポイントまで獲得可能ですが、対象はVポイントのみでPontaポイントは選べません。

Vポイントを受け取るには、紹介時にカード番号登録が必要なので忘れないように注意しましょう。

事前のポイント設定が必要

SBI証券でPontaポイントをためるには、事前に以下の手順でサービスの申し込みとメインポイントの設定をする必要があります。

  1. SBI証券ポイントサービスに申し込む
  2. Pontaポイントをメインポイントに設定する
  3. ポイント連携した番号を登録する

さらに詳しい手順は、『SBI証券のポイントサービス』のページでご確認いただけます。

SBI証券でためたPontaポイントをつかう方法

SBI証券でためたPontaポイントには、次のようなさまざまな利用方法があります。

  • 普段のショッピングで使用する
  • 商品などと交換する
  • 他のポイントと交換する
  • Webサービスを利用する
  • SBI証券のポイント投資でつかう

ここからは、各方法の詳細をわかりやすく解説します。

普段のショッピングで使用する

Pontaポイントは、1ポイント=1円として日本全国の提携店でつかえます。

提携店のジャンルPontaポイントをつかえるお店
百貨店・コンビニ・スーパー・ドラッグストア・高島屋
・ローソン
・ライフ
・大賀薬局
レジャー・旅行・日本航空
・じゃらんnet
・ルートインホテルズ
グルメ・飲食・ケンタッキーフライドチキン
・ドトールコーヒーショップ
・ホットペッパーグルメ
ファッション・美容・AOKI
・ORIHICA
・ホットペッパービューティー
レンタカー・ガソリンスタンド・駐車場・出光
・じゃらんレンタカー
音楽・映像・ゲーム・HMV
・ジョーシン
・ゲオ

※2025年3月現在

上記は一例で、支払いにつかえる提携店には書店やゴルフ場、チケットなどもあります。ポイント交換で公共料金の支払いに充てることも可能なので、Pontaポイントは生活費を節約したい人にもおすすめです。

商品などと交換する

Pontaポイントは、商品やギフトとも交換できます。ここでは、「2024年ランキング」上位5位までの人気商品を紹介します。

順位特典内容交換ポイント数
第1位マックカード500円券5枚セット3,800ポイント
第2位図書カードNEXT 2,000円券1枚3,200ポイント
第3位高千穂牧場ハンバーグセット1,860ポイント
第4位とんかつ屋さんのキャベツピーラー980ポイント
第5位関の職人が造った爪切り1,090ポイント

上記の他、ポンタオリジナルグッズや小型家電、キッズ用品なども人気です。送料込みの商品が多いため、ポイントをお得につかいたい人はチェックしてみましょう。

他のポイントと交換する

2025年3月現在、Pontaポイントは以下のポイントと交換できます。

提携サービス交換レート
JALマイレージバンク1ポイント=0.5マイル
中部電力ミライズのカテエネポイント1ポイント=1ポイント
CDエナジーダイレクトのカテエネポイント1ポイント=1ポイント
ZIPAIR限定ポイント1ポイント=1ポイント
Sポイント1ポイント=1ポイント
ミャクポ!1ポイント=1ポイント

他のポイントからPontaポイントへの交換については、リクルートポイントやMUFGのグローバルポイントなど多くのサービスが対象です。効率的にポイントをためたい人は、これを機にPontaポイントへの一本化を検討してはいかがでしょうか。

Webサービスを利用する

Pontaポイントは、ネットショッピングや通販、宅配などのWebサービスの支払いにもつかえます。PontaポイントをつかえるWebサービスの例を紹介します。

  • じゃらんnet
  • じゃらんゴルフ
  • ホットペッパーグルメ
  • ホットペッパービューティー
  • au PAY マーケット
  • ゼクシィ内祝い
  • リクルートかんたん支払い
  • スタディサプリ
  • Oisix

Webに限らず、Pontaポイントの対象サービスは徐々に増えているので、今後はさらにつかいやすくなりそうです。

SBI証券のポイント投資でつかう

SBI証券では、ためたPontaポイントを株式や投資信託などの購入に利用できます。

SBI証券のポイント投資
対象取引金額指定かつインターネットでの買付
ポイント利用単位1ポイント=1円相当
利用上限・利用下限上限:なし
下限:1ポイント
※買付代金の全額または一部として利用可能
対象商品国内株式(現物、S株(単元未満株)、積立買付)、投資信託(スポット買付および積立買付)

投資にポイントをつかうには、注文時に「すべて利用する」または「一部利用する」を選択し、一部利用の場合は利用ポイント数を入力するだけです。Pontaポイントの残高があれば、1ポイントから買付金額に充てられます。

ここからは、SBI証券のポイント投資の特徴をメリットとデメリットに分けて見ていきましょう。

ポイント投資のメリット

SBI証券のポイント投資には、以下のようなメリットがあります。

  • 現金が少ない人でも投資できる
  • 損失のリスクを抑えられる
  • さらに多くのPontaポイントを受け取れる

ポイント投資は現金をつかわなくても投資できるため、資金が少ない人でも投資を始められます。また、損失が生じても現金を失うことはないので、リスクを抑えたい初心者に最適な投資法といえます。

また、SBI証券では投資信託の月間平均保有金額に応じてPontaポイントが付与されます。そのため、「ポイントをためる→投資信託を購入する」を繰り返すことで、ポイ活や資産形成を効率的に行えます。

<専門家コメント>

SBI証券は日常でためたポイントを投資につかえるだけでなく、他のポイントから交換したPontaポイントも利用できます。初心者の方が投資を始められない理由に「投資は怖い」「損したくない」が挙げられますが、ポイント投資なら実質「原資0」なので、投資を始めるハードルがぐっと下がります。

また、現金では投資することを躊躇したり、自分にはリスク許容度を超えていると感じるようや投資信託に「お試し」で投資するのもアリ。買付代金の一部にだけポイント充当し、現金と組み合わせて購入することもできるので、ポイントをためているうちに有効期限切れ……といった残念なことも起きません。

ポイント投資のデメリット

一方で、SBI証券のポイント投資には以下のデメリットがあります。

  • 購入できるのは国内株式と投資信託のみ
  • クレジットカードを利用した投資信託の積立買付には利用できない
  • 事前の口座開設やポイント設定が必要

ポイント投資の対象は国内株式と投資信託のみのため、海外株式や金・銀・プラチナ、FXなどには利用できません。

国内株式は現物、S株(単元未満株)、積立買付に、投資信託はスポット買付、積立買付でポイントを利用できますが、クレジットカードを利用した投資信託の積立には利用できません。

また、ポイント投資を始めるのは、SBI証券での口座開設やポイント設定が前提です。事前の手続きが必要な点もデメリットといえるかもしれません。

SBI証券で効率的にPontaポイントをためるコツ

SBI証券で効率的にPontaポイントをためるには、サービスの特徴を踏まえ複数の方法を組み合わせることが大切です。ここからはそのヒントとして、Pontaポイントをためる3つのコツを紹介します。

SBI証券をメインで利用する

複数の証券会社を利用しての投資には、各社のキャンペーンを利用できるなどのメリットがあります。しかし、口座が複数あると資金が分散されてしまい、受け取れるポイントが減ってしまうことがあります。

SBI証券はポイント付与対象のサービスが多く、中でも投資信託は保有するだけでPontaポイントを受け取れます。国内株や金・銀・プラチナの購入でもPontaポイントがたまるので、基本的にはSBI証券をメインで利用すると良いでしょう。

投資信託を長期保有する

SBI証券で投資信託を保有すると、「月間平均保有金額×最大0.25%」のPontaポイントを毎月受け取れます。銘柄ごとの還元率は見直される場合もありますが、基本的には保有額を維持すれば毎月同じポイントが付与されるため、長期保有を目指しましょう。

そもそも投資信託は中長期の資産運用に向いている商品であり、ファンドによっては分配金を受け取れます。さらに、分配金を再投資すれば複利効果(※)が高まるため、10年以上保有し続けている人も珍しくありません。

(※)分配金を再投資に回して、利益が利益を生む状態にすること。

10年間1,000万円を投資信託で運用した場合、ポイントはどのくらいたまるのか

SBI証券で1,000万円分の投資信託を10年間運用した場合、Pontaポイントはどのくらいたまるのでしょうか。通常銘柄とプレミアム銘柄に分けて、受け取れるポイントをシミュレーションしてみましょう。

運用期間通常銘柄のポイント数
(最大0.2%)
プレミアム銘柄のポイント数
(最大0.25%)
1年20,000ポイント25,000ポイント
2年40,000ポイント50,000ポイント
3年60,000ポイント75,000ポイント
4年80,000ポイント100,000ポイント
5年100,000ポイント125,000ポイント
6年120,000ポイント150,000ポイント
7年140,000ポイント175,000ポイント
8年160,000ポイント200,000ポイント
9年180,000ポイント225,000ポイント
10年200,000ポイント250,000ポイント

(※ポイント数は最大の還元率で計算。)

1,000万円分のプレミアム銘柄を運用すると、10年間で25万円相当のPontaポイントがたまります。通常銘柄でも20万円分なので、長期で投資するとかなり大きな額のポイントがもらえることがわかります。

キャンペーンを活用する

SBI証券は、1年を通してさまざまなキャンペーンを開催しています。Pontaポイントを獲得できるキャンペーンもあるので、口座開設や取引の前には利用できるものがないか確認してみましょう。

SBI証券のキャンペーン例概要
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NISAはSBI証券がおトク!クレカ積立ポイントアップキャンペーンキャンペーン期間中のエントリー&NISA口座開設(保有)などでクレカ積立のポイント付与率が0.1%アップ
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(※)2025年3月時点ですでに終了しているキャンペーン

なお、SBI証券のキャンペーンは頻繁に更新されます。必ず最新情報をチェックしましょう。

運用方法で迷っている人は、投資信託の積立投資から始めよう

SBI証券では、さまざまな取引でPontaポイントをためられます。特に投資信託は保有しているだけで毎月ポイントを受け取れるので、運用方法で迷っている方はまずは投資信託の積み立てから始めてみてはいかがでしょうか。

たまったPontaポイントは、街中のお店やネットサービスなどさまざまなところでつかえます。SBI証券では株式や投資信託の購入にも充てられるので、これを機にぜひ運用も検討してみましょう。