
自転車違反に青切符導入!対象になる違反や反則金は?実施はいつから?

そもそも青切符ってなに?
「青切符」とは紙の色が青いことに由来する通称で、正式名称は「交通反則告知書」です。比較的軽い交通違反に交付され、反則金の支払いを求められます。
交通違反に対し、本来は刑事手続き(裁判後の刑罰)が取られます。しかし、すべての交通違反で裁判をおこなうとなると、裁判所や警察、ドライバーに大きな負担がかかります。そこで、軽微な交通違反については手続きを簡略化し、期限内に反則金を納めれば裁判を受ける必要がなく、刑事罰も科されません。
青切符は自動車やバイクなどの交通違反が対象でしたが、道路交通法の改正により自転車運転者に対しても交付されることになりました。
自転車違反に青切符が導入される理由
現在の自転車の取り締まりでは、罰則を伴わない専用のカードを使った「警告」と刑事罰の対象となる悪質な違反には「道路交通法違反事件迅速処理のための共用書式(交通切符)」(通称「赤切符」)が用いられています。
悪質な違反には赤切符が交付されますが、違反者の多くは起訴されず、罰則が適用されるケースは少ないのが実状です。そこで、実効性のある取り締まりをおこなうために青切符が導入されることになりました。
青切符はどんな自転車違反に交付される?

青切符による取り締まり対象は113の違反行為で、例えば次のような違反が挙げられます。
- 信号無視
- 徐行せず歩道を通行
- 一時不停止
- 携帯電話を使用しながらの運転
- 右側通行などの通行区分違反
- 二人乗り など
このうち、信号無視や一時不停止、携帯電話のながら運転など、重大な事故につながるおそれのある違反は重点的に取り締まる方針のようです。
なお、酒酔い運転や妨害行為などの24種類の違反行為は青切符の対象外です。違反時は赤切符が交付され、刑事罰の対象となります。
自転車違反青切符の対象は16歳以上
青切符の対象となるのは16歳以上が運転する自転車の交通違反で、16歳未満の違反は対象外です。
ただし14歳以上は赤切符の対象で、違反すると自転車運転者講習の受講が科される場合があります。14歳未満の子どもは赤切符も対象外ですが、違反した場合は児童相談所に通告される可能性があります。
しかし、交通事故を防ぐために罰則の対象かどうかに関わらず、自転車に乗るすべての人がしっかりと交通ルールを守る必要があります。
自転車違反で青切符を切られたらどうなる?
青切符を受け取ったら、期限内(交付から8日以内)に銀行や郵便局で反則金を納付します。現在のところコンビニエンスストアは対象外のため、銀行や郵便局の窓口が開いている平日の日中に納付する必要があります。
反則金の支払いは任意とされていますが、支払わないと刑事手続きに変更されます。検察官が起訴すれば裁判になり、違法行為があったと裁判官が判断すると刑事罰が科されます。
なお、違反が危険や悪質でない場合は、指導警告票(イエローカード)を渡されます。イエローカードは違反者に警告するためのもので、反則金や刑事罰は発生しません。
また、飲酒運転や妨害行為などの特に危険な24種類の違法行為には、青切符ではなく赤切符が交付されます。赤切符を切られたら、記載された日・場所に出頭したのち警察と検察の取り調べを受け、裁判所での手続きを経て罰金刑が科されます。
自転車違反の青切符はいつから導入される?
青切符による取締りの導入を盛り込んだ改正道路交通法は、2024年5月17日に可決・成立しました。交付から2年以内に施行されるため、自転車違反の青切符は2026年までに導入されます。
自転車違反の青切符の反則金はいくら?
自転車交通違反の反則金額は検討中ですが、原付と同等の5,000~12,000円になる見通しです。参考までに原付反則金額は現行では次の通りです。
違反名 | 反則金の目安 (現行の原付反則金額) |
---|---|
携帯電話使用等(保持)違反 | 12,000円 |
信号無視(赤色等)違反 | 6,000円 |
信号無視(点滅)違反 | 5,000円 |
整備不良制動装置等違反 | 6,000円 |
遮断踏切立入り違反 | 7,000円 |
通行区分違反 | 6,000円 |
通行禁止違反 | 5,000円 |
無灯火違反 | 5,000円 |
定員外乗車違反 | 5,000円 |
表は「警視庁:反則行為の種別及び反則金一覧表」から一部抜粋して作成
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/torishimari/tetsuzuki/hansoku.html
青切符の導入に関係なく自転車は安全に運転しよう

自転車の交通違反に青切符が導入されることで、これまでは警告や口頭での指導で済まされていた違反に対しても反則金が科されるようになります。2026年までに導入ということですぐには適用されませんが、だからといって交通ルールを守らなくていいわけではありません。
自転車に乗るのに運転免許は不要ですが、立派な「車のなかま」です。しっかりルールを守り、安全運転をこころがけたいですね。
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